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Family News 第7号2026年10月号2026-10-05

「相手を操る」ってどういうこと?|9月の振り返りと10月のトレーニング

LEAL CORASON 稲城の9月のテーマは「1対1の攻撃」。守備が想定より早く伸びたことを受けて、攻撃を磨く月に切り替えました。「相手を操る」という考え方と、あえてボールを使わない練習から始める理由、9月に見えた成長、そして10月に取り組むテーマをご紹介します。

先月の通信でお知らせしたテーマから、9月は内容を一部変更しました。実際に取り組んだのは、1対1の攻撃です。レベルアップとプロフェッショナルのクラスでは、これに加えて「プレーを途切れさせない」練習も行いました。

変更のきっかけは、選手たちの守備が想定より早く伸びたことです。攻撃と守備は、片方が伸びるともう片方も伸びる関係にあります。簡単に抜ける相手との練習では、攻撃の工夫は生まれません。守備が手ごわくなった今こそ、攻撃を磨く好機だと判断しました。

「相手を操る」という考え方

攻撃で伝えたのは、「相手を操る」という考え方です。

守る選手は、攻める選手の動きを見て反応します。裏を返せば、攻める側が先に動くことで、守る側を動かせるということです。右から抜きたいなら、まず左へ行くそぶりを見せる。相手がつられて重心を移した瞬間に、右へ出る。しっかり構えた相手を力ずくで抜くのは難しくても、相手の体勢がわずかに崩れていれば抜ける可能性が生まれます。

選手たちには、相手を完全に騙す必要はないと伝えています。サッカーは相手がいるスポーツで、思い描いた通りにきれいに決まることはほとんどありません。大事なのは、ほんの少しでも相手を崩し、その隙を逃さないことです。

なぜ「ボールを使わない練習」から始めるのか

ドリブルの練習といえば、地面に並べた目印の間をボールを運んで抜けていく練習を思い浮かべる方が多いと思います。私たちは、これを最初からたくさんは行いません。目印は動きませんが、試合の相手は動くからです。動く相手を見て、それに応じてプレーを決める。この原則を、技術より先に体で理解してほしいと考えています。

そこで練習は、ボールを持たずに始めます。体の動きだけで相手をつり、逆をつく。繰り返すうちに、選手たちは駆け引きが上手になっていきます。

図解 1

攻撃の技術が身につく順番

  1. 1ボールを持たずに、体の動きだけで相手をつる・逆をつく
  2. 2ボールを持って同じことをする → 足元が思うように動かず苦戦する
  3. 3ボールタッチの反復練習 → 「これができれば相手を騙せる」とわかっているので熱心に取り組む
「必要だ」と実感してから学ぶ技術は、言われて練習する技術より、はるかに早く身につきます。

次にボールを持たせて同じことをさせます。すると、頭では騙し方がわかっているのに、足元のボールが思うように動かず、うまくいきません。選手たちはここで初めて、ボールを自在に扱う技術がなぜ必要なのかを、自分の実感としてつかみます。

ボールタッチの反復練習を入れるのは、このあとです。単調で飽きやすい練習ですが、「これができれば相手を騙せる」とわかっている選手たちは、自分から熱心に取り組みます。必要だと感じてから学ぶ技術は、言われて練習する技術より、はるかに早く身につきます。

練習の様子はInstagram(@lealcorason.inagi)のリールに載せていますので、ぜひご覧ください。

プレーを途切れさせない|レベルアップ・プロフェッショナルクラス

サッカーでは、状況が一瞬ごとに変わります。ボールを受ける前、受けた後、パスを出した後、そしてボールが遠くにある時。それぞれの場面で、やるべきことがあります。ところが多くの子どもは、ボールが自分のところに来た時だけがプレーの時間だと思っています。パスを出したら、そこで一区切りついてしまうのです。

そこでレベルアップとプロフェッショナルのクラスでは、頭も体も止まる暇がないように組んだ練習を行いました。続けていくと、パスを出したら次の場所へ動く、といった連続した関わりが習慣になっていきます。

これは、今後取り組む「グループ戦術」、つまり2人以上で協力して攻めたり守ったりする方法の土台です。先に動き続ける習慣をつけておくことで、仲間と連携する練習に入ったときの吸収が速くなります。

9月に見えた成長

一番の成長は守備です。相手との間合い、止まるタイミング、奪いにいくタイミング、そして相手とボールの間に体を入れてボールを自分のものにする動き。これらを、考えながらではなく自然にできる選手が増えてきました。この伸びの速さには、コーチ陣も驚いています。まだ身についていない選手には、コーチが個別に関わっていきます。

もうひとつは、相手を見てプレーする選手が増えたことです。以前は、行きたい方向へそのまま突っ込んでいく場面が目立ちました。今は、相手の位置や体勢を見て、体の動きで相手をつってから抜こうとしています。試合の中で、ボールの止め方ひとつで相手を動かそうと試みる選手も出てきました。

この変化は、守備の成長とつながっています。周りの守備が良くなり、ただ突っ込むだけでは抜けなくなった。だから選手たちは、自分で工夫を始めました。冒頭で書いた、攻撃と守備が互いを引き上げる関係が、実際に起きています。

Next Month's Theme

10月のテーマ

相手を見て、立つ場所を工夫する

10月は、相手を見て、相手を操りながらプレーする力をさらに伸ばしていきます。あわせて、試合の中でどこに立つかを工夫することにも取り組みます。立つ場所が変わるだけで、同じ選手でもプレーの選択肢が大きく変わるからです。

稲城市周辺で小学生向けのサッカースクールをお探しの方は、クラス紹介や無料体験のご案内もぜひご覧ください。実際の雰囲気を体験していただけます。

李 成俊・見澤 拓歩

LEAL CORASON FOOTBALL SCHOOL 稲城

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